第6回画像応用数学特論レポート
2014年1月15日提出
情報科学研究科 知能工学専攻
学籍番号:氏名:檜谷直樹
メールアドレス lhidani@lake.info.hiroshima-cu.ac.jp
課題:階層グラフカットでステレオ
階層グラフカットアルゴリズムを使ったステレオマッチング法による視差画像を生成するプログラムを作成する.
階層グラフカットのアルゴリズム
階層グラフカットには,α拡張の際に用いてたαの値を,用意していたラベルの値を用いて設定する.
12回のループの中で,用いるラベルの組み合わせを変えながらグラフカットを行っていく.
用意するラベルは,0〜64の値を用意した.
また,視差の初期値には乱数で発生させた画像を用いる.
データコスト関数Dp(fp)は,比較する枠内の画素の差の絶対値を用いる.
シンク側のデータコストは,関数を用いて計算したデータコストそのままを,
ソース側のデータコストは,そのループで用いているラベルの中から,コスト関数で計算した値にもっとも近いものを選ぶ.
スムーズコスト関数V(fp, fq) は,fp,fqの絶対値の差を用いる.
結果
α拡張アルゴリズムと,階層グラフカットアルゴリズムを用いてステレオマッチング法を行った結果を示す.
図2に入力画像,図3に出力画像を示す.
|
|
左画像 | 右画像 |
|
|
α拡張(25秒) | 階層グラフカット(22秒) |
階層グラフカットを用いた場合においては特に,背景にノイズが残る結果になった.
これは,コスト関数の設定や,ラベルの数の少なさのためであると思われる.
また,画像が小さかったためか,視差画像の作成にかかった時間は3秒しかなかった.